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【バックパッカーの防犯対策】最低限用意したい防犯グッズを一挙公開!

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荷物多い系沈没型バックパッカー。これまでに訪れた国は20カ国。美しいものと自然が好きです。
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バックパッカースタイルでの海外旅行。

それも一人旅ともなると、心配事が多いですよね。

中でも特に頭を悩ませるのが、防犯対策だと思います。

 

なんとしてでも死守したいのは、このあたりではないでしょうか。

  • パスポート
  • お金
  • クレジットカード
  • 電子機器

 

もちろん、それ以外のどんな小さなものでも、盗まれたらショックは大きいです。

 

私はこれまで、一週間から十日程度の海外旅行を、バックパッカースタイルで繰り返してきました。

そんな中、南米に3ヶ月旅行することに。

 

初の長期旅行、防犯対策はどうしよう・・・。

 

かなり悩みましたが、先人たちの情報を元に自分なりの工夫をして、なんとか無事に帰ってくることができました。

この記事では、実際に私がとった対策と、その結果についてお伝えします。

 

バックパックの防犯対策(巾着型登山用リュックの場合)

コロコロのスーツケースか、バックパックか?

ここは大いに悩むところですが、私はバックパック派です。しかも、登山用の巾着型の・・・

さて、そこで私が取った方法とは・・・?

南京錠がかけられるザックカバーをチョイス

1.)チェーンと南京錠を使うという手もあるけれど・・・?

巾着を絞る紐を抜いて、チェーンを通し、南京錠をかけるという手があります。

でも、私のバックパックは、紐を通す穴の入り口が小さく、それはできません。

 

2.)パックセーフは使わないの??

*パックセーフ:ステンレス製のメッシュでバッグを包み込むタイプの防犯グッズ

いろいろな旅人のブログを見ると、重い、とのこと。

ただでさえ荷物が多い私。(笑)

これ以上、荷物を重くして、動きが鈍くなって、犯罪を呼び込むようなことになってはいけないと思い、やめました。

 

3.)そこで私は、南京錠がかけられるザックカバーをかけました

使ったのは、『アコンカグアザックカバー 70 施錠可能

バックパック(50〜70L)をすっぽりと包み、南京錠で鍵をかけることができるんです。

 

ザックカバーは、このように袋に入った状態で届きます。

出して広げるとこんな感じ。

裏側にして、

チャックを開けて、

バックパックを入れまーす。

そしてチャックを閉めて、

南京錠をかけます。

ファスナーの根元にワイヤーを通すタイプなので、ポテチ開け対策もバッチリです!

 

もう一回り大きいバックパック向けには、65〜90L用もありますよ。

 

使う上で気をつけたいこと

ただし、気をつけたいことがあります。

日本から出国する時、ザックカバーに南京錠をかけて預けたのですが、

現地の空港でピックアップした時、

なんと南京錠が外され、なくなっていたのです・・・

幸いにもバックパックの中身は、何も盗まれていませんでした。

乗り継ぎが1回あったので、どこで鍵が外されたのかは不明ですが、空港では鍵を開けて中を確認することもあるようです。

 

対策としては、

  1. 中身をチェックされることを想定して、預け荷物にする時には最初から南京錠はかけない
  2. 南京錠の予備を持つ

くらいかなと思います。

 

と言うと、「1 の『最初から南京錠をかけない』ではザックカバーの意味ないじゃん!!」というツッコミもあるかと思いますが、こればかりは運としか言いようがありません。

これまで様々な旅人と話してきましたが、「いくら対策をしても、盗られるときは盗られる。逆に、何もしてなくても大丈夫な時は大丈夫。トラブルに遭うかどうかは完全に運次第。」というのが共通見解です。

南京錠がなくなったのは残念だったけど、私個人としては、それでもこのザックカバーを使って良かったと思っています。

 

以下に、「こんな時に役立ったよ!」という場面を挙げるので、メリット・デメリット両方を知った上で、ご自分にとってベストな防犯方法を取ってもらえたらと思います。

 

アコンカグアザックカバーが役立った時

その1.)現地の宿に大きな荷物を預けて、トレッキングや小旅行に行く時

海外の宿で荷物を預かってもらう時って、不安ですよね。

従業員が盗むんじゃないか、とか。

でも、バックパック全体にカバーをして鍵をかけた上で預けるなら、不安も和らぎます。

 

その2.)駅の荷物預かり所に預ける時

これはインドの鉄道駅の荷物預かり所での話ですが、鍵がかかってないない荷物は預かれないと言われました。

のどかな田舎だったので、鍵もかけず警戒心なく預けようとしたんだけど(←そもそも貴重品入れてないしっていう考え。オイオイ大丈夫??)、慌ててアコンカグアザックカバーに入れて鍵をかけ、預かってもらえたのでした。

場所によっては、鍵のないものは預かりお断りのケースもあるので、持っていると安心です。

 

その3.)バスやミニバンの屋根に荷物を載せる時

一通りの荷物を載せた後、埃や雨よけのために、荷物全体をシートで覆ってくれることがほとんどでした。下の写真だと、最後にブルーシートで包むことになります。

でも雨の中、長時間移動の場合、シートだけでは雨を避けられず、バックパックの中まで浸水してくることもあります。

実際、普通のザックカバー(背中まで覆わないタイプ)をかけていただけの人の荷物は中まで濡れたのに、アコンカグアザックカバーをかけていた私は無事だった、ということもありました。

バックパック全体を覆うタイプだったからこそ、と思っています。

 

その4.)小雨程度なら、背負った時の雨よけにもなる

実はこのザックカバー、チャックを閉めないで、普通のザックカバーのように使うこともできるんです。

写真付きで使い方を説明しますね。

 

まずはフタになる部分を

折りたたんで

収納して、マジックテープで固定してから、

バックパックを入れます。

そして、バックパックにフィットするように紐で調節。

すると、このようにショルダーハーネスが出た状態になるので、背負うことができます。

反対側から見た図。

さすがに大雨では濡れてしまうと思うけど、小雨程度なら雨よけの役割を果たしてくれます。

 

コロコロではなく敢えてバックパックを選ぶ人って、トレッキングや、あまり人が行かない秘境好きというイメージがあるんだけど、そういう人にとっては本当にオススメのザックカバーです!

ご自分の旅のスタイルと照らし合わせて、納得のいく防犯対策を選んでくださいね。

 

お金・パスポート・クレジットカードの管理

  1. お金
  2. パスポート
  3. クレジットカード

この3つは、何があっても死守したいところです。

 

対策としては、

  • マネーベルトやセキュリティーポーチなどの防犯グッズを使う
  • お財布を、チェーンやカラビナを使って、バッグや体に固定する

などがあります。

 

でも、敢えてそのようなグッズは使いませんでした。

その理由と、私が取った方法をお伝えします。

なぜマネーベルトやセキュリティーポーチを使わなかったの?

3つの理由

  1. これらの防犯グッズの存在は、すでに泥棒に知られている
  2. 首下げタイプ:肩が凝る。首元から見える。
  3. 腹巻タイプ:蒸れる。着る服次第では、服のラインに出て、外から貴重品の在り処がバレる。

 

2と3は、以前、実際に使ってみた上での感想です。

幸いにも盗難に遭うことはなかったけれど、自分が不快になったり、泥棒に自らアピールするようではNGだなと思ったのです。

 

不快な感覚や、危険を招き入れるような行為は、自分の調子を狂わせます。

 

私は、最大の防犯グッズは、自分の直感だと思っています。

自分が好調で、直感が冴えていて、それに従えば、大多数の危険は未然に防げると思うのです。

 

また、貴重品一式がまとまっているというのは、盗む側からしたら好都合この上ありません

貴重品だとバレないようにカモフラージュしながら、分散して持つ。これが一番安全です。

 

そもそもお財布を使わないというやり方

大抵の人の頭の中では、このような図式が出来上がっていると思います。

 

「お財布 = お金を入れるもの」

 

泥棒しかり。

 

ということは、直接お金が狙われるというよりは、お財布が狙われているのでは?と思ったのです。

だったら、最初からお財布は持たなければいい

 

泥棒の頭の中を先読みした、防犯対策です。

 

お金

チャック付きの湿布の袋や、アメの袋に入れる!

さらに、薬をひとまとめにしている袋(写真の一番左)の中に入れ、あたかも薬であるかのようにカモフラージュ。(アメは薬ではないけれど。笑)

移動中は、これを入れたサブバッグを、常に手元や足元に置いてました。

 

あ、でも、飛行機の中や、安全そうなバスでは、上置きの棚に置いてたなぁ。

ここは直感で、ケースバイケースです。

そもそも、泥棒やスリが多そうな乗り物には乗らないことを徹底していたのもあります。

 

使うときに、使うだけのお金をポケットやバッグに入れる

お財布は使わないので、直接、ポケットやバッグに入れます。

それ以外の大金は、

  • 移動中:サブバッグに入れ、肌身離さず持つ
  • 観光中:宿のロッカーに入れて、鍵をかける

ようにしていました。

 

いろいろな大きさの袋を用意していくと便利

旅行中は、複数の通貨を持ち歩くことになります。

  • 現地通貨
  • ドルやユーロ
  • 日本円:出国前と帰国後用

なので、小さめの袋も持っていくと便利です。

お金を分類しながら分散しつつ、さらにカモフラージュして持つことができます。

探すべきは、旅行グッズ店でも、楽天でも、amazonでもありません。さあ、近所のスーパーに走りましょう(笑)!!

 

パスポート

お金と同じように、チャック付き袋に入れて、

  • 移動中:サブバッグに入れる
  • 観光中:宿のロッカーに入れて、鍵をかける(ただし、パスポートの携帯が常時義務付けられている国では、持ち歩く必要があります)

ようにしていました。

 

出入国で使うときだけ取り出し、その後はすぐ、元のチャック付き袋にしまいます。

 

クレジットカード

これは、全財産にも匹敵するもの。

絶対に絶対に、失くしたり、盗られてはいけません!

 

楽天で見つけた「守り巾着」に入れて、

  • 移動中:ズボンのベルトを通す部分から吊るす
  • 観光中:お金やパスポートを入れたチャック付きの袋に入れた上、宿のロッカーに入れ、鍵をかける

ようにしていました。

 

紐に付いている球は、体に当たったら痛そうなので、外して使っていました。

 

ベルト通しに結んで、

 

ズボンの内側に持ってきます。

 

小型なので、ムレも気にならないし、体のラインにも響きにくいです。

守り巾着というネーミングの通り、旅の間ずっと、大切なクレジットカードを守ってくれました。

超おすすめです!

 

スキミング防止ケースは使ったの?

私の持っているクレジットカードは、スキミングをすることが困難だと言われている「ICカードタイプ」。

なので、使いませんでした。

既に帰国した今でも、スキミングされて不正利用された形跡はありません。

 

電子機器の防犯対策

心がけたこと

シンプルに、

  • 飛行機では、機内持ち込みにする。
  • 電車やバスでは、サブバッグに入れ、常に手元に置く。
  • 使ったらすぐしまう。 ← 特にカメラ。首から下げない。面倒でもその都度、バッグから出し入れする。
  • ドミトリーのベッドから離れる時は、置きっ放しにしない。鍵のかかるロッカーにしまう。

これらを徹底しただけ。

 

それと、

  • カメラは、コンパクトデジカメ。一眼レフは持たない。
  • パソコンは持っていかない。iPadで代用する。

ようにしました。

理由は、一眼もパソコンも、重くて嵩張る上に、高価で泥棒に狙われやすいため。

 

ただ、これらは、旅の目的や個人の趣味によって、必要度が変わってくるアイテム。

必ず盗まれるというわけではないので、各自の判断で決めたらいいと思います。

 

付属品の持ち運び

また、

  • 充電グッズ(アダプター、コード類)
  • モバイルバッテリー
  • マルチ電源プラグ

などは、無印良品のポリエステル吊るして使える洗面用具ケースにまとめて入れていました。

 

ポケットや仕切りが充実しているので、細々としたものを分類しつつ、収納することができます。

 

 

しっかりとした生地で作られているため、硬いものを入れても、バッグ自体が痛みません。

本来は、洗面道具を入れるケースですが、大活躍でした。

 

果たして、結果はどうだったのか?!?

泡だてネットとS字フックを、宿のシャワールームに置いてきたのはありましたが (← 自分の不注意)、モノやお金を盗まれることはありませんでした。

あれだけビビっていた南米でしたが、これだけで済んだのは、上出来だったと思っています!

 

使った防犯グッズはこちら

これまでに紹介した『アコンカグアザックカバー 70 施錠可能守り巾着に加え、私が使ったのは、以下の3つ。

  1. ザックカバー:サブバッグ用バックパックの防犯に
  2. FOXAS 南京錠:アコンカグアザックカバーと、ドミトリーのロッカー施錠用に
  3. iBUFFALO 盗難防止用巻き取り式セキュリティワイヤーケーブル BSQ04A:バスや電車での移動時、バッグを、座席や網棚などと繋いでおく。宿で、荷物をベッドなどに繋いでおく。

 

たったのこれだけです。

3 .ワイヤーケーブル は、使用頻度が少なかったけれど、あると安心です。

 

まとめ

この記事では、私が3ヶ月の南米旅行をした時にとった、防犯対策について書きました。

 

マネーベルトやせキュリテーポーチは使わない、など、一般的に言われていることから外れたこともしたけれど、以下の記事に書いた通り、これでもか!というくらいの対策をしています。

バックパッカーの危険回避術。女一人でも安全に楽しく旅するコツを紹介します!

 

そして、今回大丈夫だったからと言って、次も大丈夫な保証はどこにもありません。

もし同じことをする場合は、自己責任でお願いします。

 

富士登山のルートが複数あるように、物事のやり方はいくらでもあります。

旅の防犯対策といっても、最終ゴールは、安全に旅を楽しむこと。

この記事を参考に、自分が納得のいく防犯対策をして、安全に旅を楽しんでもらえたらと思います!

 

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