【女性バックパッカーの生理事情】旅行中も布ナプキン使ったよ!

女性にとって避けられないもの、それは生理。
長期で海外を旅行するバックパッカーも例外ではありません。
普段から布ナプキンを愛用している私は、3ヶ月の南米旅行に行く前、かなり悩みました。
- 洗濯が大変だし、かさばるよなぁ。旅行中は、使い捨てナプキンにしようかな・・・
- でも、あのムレとニオイは不快だよなぁ。。
結局、持ってったのは布ナプキン。
そしてこれが大正解!
普段、どんな生理用品を使っているかは人それぞれ。
でも、布ナプキン派の人には、長期旅行だからこそ、使い慣れた生理用品を使うことをおすすめしたいのです。
この記事では、旅行中でも布ナプキンを使うメリットと、使用する上で工夫したことをお伝えします。
Contents
バックパッカーが旅先で布ナプキンを使うメリット
生理期間に体を休めることにつながり、安全に、旅を楽しむことができる
女性は常に、2つのホルモンに支配されています。
卵胞ホルモンと黄体ホルモン。
そして生理中は、お腹や腰が痛くなったり、気持ちが憂鬱になったり、動く気になれなかったりします。
これ、考えてみたら当然なんだよね。
そこを無視して、体にムチ打って無理やり動こうとすると、どこかでしわ寄せがきます。
せっかくの旅行だから、と、生理中に動き回っても、無理なものは無理。
不快なものは不快。
「モレてないかな?」「次のトイレはどこだろう??」
海外でトイレを探すのは、想像以上に大変。やっと見つけたトイレも、チップ制の上に不潔だったり・・・。
もう、嫌!!
いろんなことが気になって楽しめないのなら、最初から「生理中は休む」と決めたほうが効率的です。
で、布ナプキンを使うとなると、絶対に洗濯しないといけないんだよね。
洗って干して乾くまで、となると時間がかかるので、強制的に、観光や移動から遠ざかるんです。
あと、宿を選ぶ時も、洗濯できるようなところを探すようになります。
となると、必然的に、男女混合ドミなんかは選択肢から外れ、清潔で落ち着いた環境の中で過ごすことになるのです。
薬を飲むとかもあるけど、痛みをごまかしたり、自然な体のリズムを壊すことは、体が発するサインを見逃すことになります。
- 体調と向き合い、動けない時は休む
- 自分にとっての心地よさを追求する
この2つを徹底することで、時間とお金の使い方にメリハリがつきます。
結果、旅行を楽しむことができ、何より安全な旅になります。
快適に過ごすことができる
ムレやカブレとは無縁だし、ニオイも気にならない。
これは、日本で布ナプキンを使っている時と同じことです。
で、日本ほど清潔な国ってほとんどないんだよね。
日本で感じる不快さが、海外で少なくなるなんてことはまずないです。
海外での生理だからこそ、快適さを追求したい!
そんな時こそ、布ナプキンの出番なのです。
参考までに
1.)私が使っている布ナプキン
『キューズベリー』
防水シート入りなので、漏れの心配がありません。水は通さないけど、湿気は通すので、不快なムレとは無縁です。
ショーツに固定する羽根もついているので、ズレたり、トイレで落とす心配もなし。
布ナプキン初心者でも安心して使えます。
柄がかわいいのもお気に入り!
2.)次に買うなら試してみたい
シンプルな形で、洗濯が楽そう。
ハンカチみたいで、人目を気にせず干せるのも良さそうです!
旅行中に布ナプキンを使う上で気をつけたこと
生理の間は予定を入れない
生理中、特に3日目までは予定を入れず、ゆっくり休むようにしていました。
とは言っても、
- ビザの関係で移動しないといけない
- 前々から予約していた飛行機移動にぶつかってしまった
こんなこともあると思います。
そんな時は、布ナプキンにこだわらず、使い捨ての紙ナプキンを使うのも手です。
女性に生理があるのは、世界共通。ドラッグストアに行けば、どこでも手に入ります。
アマゾン川をゆくハンモック船の売店でも売ってたくらいですから。
布ナプキンに縛られて、身動きが取れないようでは本末転倒です。
柔軟に対応したいですね。
清潔で、リラックスできる宿を選ぶ
これは、布ナプキンを洗って干して乾かして、ゆっくり休める宿を選ぶ、という意味です。
となると、個室か、雰囲気の良いアットホームなゲストハウスになっていました。
ただでさえ、不快になりがちな生理期間。
暗くジメジメして不潔だったり、騒がしい男女混合ドミトリーでは、気分が落ち込む一方。落ち着いて洗濯もできないし、休養もできません。
Booking.com の口コミをよく読んで選んでました。
お金はかかりますが、安全に旅を楽しむため。
妥協はしませんでした。
洗濯方法
用意するもの
- 石鹸(無印良品のケースに入れてました)
- セスキ炭酸ソーダ(百均のダイソーで購入)
- チャック付きビニール袋(つけ置き用)
- ビニール袋(つけ置きしたチャック付きビニール袋を入れて、部屋に置く用)
- 洗濯ハンガー(洗濯バサミがたくさんついたもの)
洗い方 4ステップ
その1.)洗う
使用済みの布ナプキンを、水でもみ洗いします。
*お湯は、経血のタンパク質が凝固するのでNGです。
吸収した経血を絞り出すように、水に色がつかなくなるまで、洗い続けます。
布の表面についた汚れは、石鹸でできる限り落とします。
その2.)つけ置きする
チャック付きのビニール袋に布ナプキンを入れ、水を注ぎ、セスキ炭酸ソーダを入れます。
さらにビニール袋に入れ、部屋で保管します。
万が一、誰かに見られても不快感を与えず、水が漏れる心配もありません。
その3.)仕上げ洗い
1日くらいたてば、汚れは十分落ちています。
つけ置きしていた水を絞り出すように、綺麗な水で仕上げ洗いをします。
気になるシミがあれば、再度石鹸で洗えば、ほとんど目立たなくなります。
その4.)絞って干す
洗濯ハンガーに吊るして干します。
街歩きする時にあると便利なもの
もし、外出先のトイレでナプキンを交換することがあれば、以下のものがあると便利です。
1.)スプレー
無印良品で買いました。
乾燥した経血は、落ちづらくなります。
使用済みナプキンに、セスキ炭酸ソーダ溶液をスプレーで吹きかけておけば、後で洗う時に汚れが落ちやすいです。
2.)チャック付きビニール袋
使用済みナプキンを入れる用に。チャック付きなら、密閉して保管できます。
3.)ポーチや巾着袋
バッグを開けると、透明なビニール袋に入った使用済みナプキンが見えてしまう・・・
気になる場合は、さらにポーチや巾着袋に入れると、人目に触れる心配がありません。
必要な枚数は?
出発前に、何枚あればやりくりできるかを把握しておき、それプラス予備を持っていくのが一番確実です。
ちなみに私が持っていったのは、多い日用4枚、普通の日用1枚の、合計5枚。
布ナプキンを使うようになってから、経血コントロール(生理の血をトイレで出すこと)ができるようになったし、長引かなくなったので、そんなに多くの枚数は必要ないのです。
百均で見つけた、四角い洗濯ネットに入れて持っていったよ。
これに、セスキ炭酸ソーダやビニール袋なども入れて、生理用品セットにしていました。
これならバッグの中でも迷子になりません。
かさばるし、荷物も増えたけど、それ以上のメリットがありました!
【おまけ情報】おりものシート代わりにタオルハンカチを使うと、とっても快適!
生理以外でも、時期によってはおりものが増えて、下着が汚れてしまうことってありますよね。
そんな時、タオルハンカチをおりものシート代わりに使うと、とっても快適ですよ。
お風呂に入れない時に
ジャングルや砂漠に行くツアー、トレッキングツアーなどに参加すると、数日間、お風呂に入れないことがあります。
そんな時、薄手のタオルハンカチを三つ折りにして、おりものシート代わりに使うのです。
ハンカチが汚れたら、綺麗な面が表になるように、折り返して使います。
すると、下着を汚さず、いつでも快適に過ごすことができます。
布製なので、ムレず、カブレず、肌触りがいい。
いいことづくめです。
洗って干しても違和感がない。すぐに乾く。
ハンカチなので、洗って干して、誰かに見られても、違和感がありません。
すぐに乾くのもありがたいです。
私は2枚持っていったんだけど、あまりの快適さに、ローテーションでほぼ毎日使っていました。
生理の初日に、うっかり下着を汚してしまうこともありません。
海外では、ちょっとした不快さがストレスに繋がります。
下着の汚れも、無視できないポイントです。
可能な限り、自分にとっての快適さを追求していました。
まとめ
慣れない海外での生理。
そんな時こそ無理は厳禁。体を休め、自分を大切にすることが大切です。
そして、体に直接触れる生理用品こそ、心地よさにこだわりたいもの。
日本で使っているお気に入りの布ナプキンがあるのなら、是非持っていってみてはいかがでしょう?
時間に余裕のあるバックパッカーにこそ、布ナプキンはおすすめです。
自分の体と上手に付き合いながら、思い切り旅を楽しみたいですね。